2015年9月11日金曜日

トロント国際映画祭の15本〜その3

トロント国際映画祭の15本〜その1その2からの続き。

「これを見のがすな!」というおススメの15本リスト(Toronto Film Festival: 15 movies you can't afford to miss)から、残り6本について。

※英語タイトルをクリックすると英語のウィキペディアページ、カッコ内の邦題をクリックすると日本語のウィキページがそれぞれ別ウィンドウで開きます


Brooklyn

アイルランド・イギリス・カナダ合作、シアーシャ・ローナン主演の歴史物。「50年代、主人公のアイルランド人女性がアメリカ移民としてニューヨークに渡ってくる」という設定ですが、演じるシアーシャはNY生まれのアイルランド育ち、主人公とは逆の立場です。



『ラブリーボーン』ではほんの少女だったけど、今や21才の彼女、すっかり大人になりました。アメリカ英語で話す彼女しか見たことなかったかもしれないので逆にアイリッシュなまりが新鮮(*^-^*)

撮影そのものは去年の4月からアイルランド、カナダで行われ、公開は北米では今年11月6日の公開予定。秋の映画ラッシュはすごいものがありますね…あとでリストアップして整理しなければ。


Freeheld

2007年の同名ドキュメンタリーをもとにした、10月公開予定のアメリカ映画。ジュリアン・ムーアとエレン・ページが実在のゲイカップルに扮します。エレン・ページはしばらく前にカミングアウトしましたが、ジュリアン・ムーアはゲイではないはず。まあ彼女はプロ中のプロだからどんな役でもこなしてしまうんだろうなあ。



警察官のローレル(ジュリアン・ムーア)が末期の肺がんに冒されていることを知り、自分の死後、パートナーのステイシー(エレン・ページ)に年金がいくようにバトルを繰り広げるお話なんだけど、予告編見ただけでウルウルしちゃいました(;_;)

しかしエレンが若すぎてジュリアンの娘にしか見えないのはどうなんでしょ(´▽`;)


Spotlight

これも11月6日公開予定のアメリカ映画。

ボストン・グローブ」という新聞内の「スポットライト・チーム」というアメリカで最も古い新聞社捜査チームがピュリツァーを受賞するに至った「マサチューセッツのカトリック性的虐待事件(詳細は英語のウィキ参照)」についての捜査の経緯を描いた映画らしい。



ボストン・グローブの編集者にマーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバー、Brian d'Arcy James(『SMASH』でジュリアの夫役だった人)、ジョン・スラッテリー(アイアン・マン2でハワード・スターク役だった人、ボストン出身)弁護士にスタンリー・トゥッチ、ジェイミー・シェリダン(『アロー』『SMASH』)、ビリー・クラダップなどそうそうたる顔ぶれ。

これだけキャストが豪華だと日本でも公開されるかな…?



Room

アイルランド出身、カナダ在住のエマ・ドナヒューの同名小説の映画化。来月公開予定のアイルランド・カナダ合作映画です。



小屋に5年間も閉じ込められた母子のお話。これも予告見ただけでじわっときます(;_;)


He Named Me Malala

これはもう今さら紹介する必要もないほど有名な人だと思いますが、去年ノーベル平和賞を受賞した少女マララ(詳細はウィキをどうぞ)のドキュメンタリー映画。アメリカでは来月公開予定。



マララ、今週のエレン・デジェネレスのトークショーにもゲスト出演してて、あんまりハキハキしてるので大人かと思ってしまいますが、1997年7月生まれの彼女は今年ようやく18才になったばかり。ノーベル賞を最年少で受賞した2014年当時は17才だったんですね。


Stonewall

ドイツ人のローランド・エメリッヒ(『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』『ホワイトハウス・ダウン』)監督によるアメリカ映画で、2週間後に公開される予定。

ストーリーは1969年、同性愛者の権利運動を起こすきっかけとなった「ストーンウォールの反乱(詳細はウィキをどうぞ)」事件を、架空の人物を主人公にして描いているらしい。



今回初めて知ったけどエメリッヒ監督もカミングアウトしているゲイなんですね。

主役をつとめるジェレミー・アーヴァインはイギリス人、ジョナサン・リース=マイヤーズはアイルランド人ですが、それ以外のキャストを見るとほとんどがカナダ人。それもそのはず、撮影地がカナダのモントリオールでした。アメリカ人俳優で顔を知っているのはロン・パールマンくらい。ニューヨークの話なのに…(笑)。

これでトロント映画祭の15本についての記事は終わりです。

トロント国際映画祭公式サイト(英語):
http://www.torontointernationalfilmfestival.ca/

Posted on Friday, September 11, 2015




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